2017年10月03日

ベスパと戯れた9月の週末

9月9日(土)
ベスパp125x 、エンジン不調のためキャブレターの分解掃除をする。
しかしエンジンの調子はイマイチ、やはり燃料コックの詰まりかも。
9月16日(土)
台風5号接近の影響で予定していた来客が来なくなり時間が空いたので、早速、タンクを下ろし、燃料コックを外そうとしたが、これがどうにも外れない。
調べてみると、これを外すには専用工具がないとダメらしい。確かにタンク内部の底に見える固定ボルトは、通常の工具では緩めようがない。さて、どうしましょ。昔は地元湯村にもベスパの店「ケニー」があったが、今はない。
そう言えば、甲府城近くの踏切のそばにベスパの看板のある自転車屋さんがあった。
専用工具があれば貸してもらえるかもしれない。試しに電話をしてみる。
電話に出たのは、明るい声の女性だ。いわゆる自転車屋のオヤジさんを想定していたのだが…、とりあえずベスパの修理が出来るか聞いてみた。
以前は、扱っていたけど、今はやっていないとのこと。今はやってなくとも、専用工具が残っていれば、と一縷の望みを託し話をしてみたが、いわゆる自転車屋のオヤジさんではないので思うように意図が伝わらず断念。
やむなくインターネットで探してみると専用工具が出品されている。これ幸いと注文。数日後、四国の香川県から送られてきた。
9月23日(土)
待ちに待ったその週末、専用工具を使ってみると、訳なく外すことができた。
燃料コックを分解するが、それほどの汚れも詰まりも確認できなかったが、ひととおり掃除をする。そして、タンクを取り付けようとしてまた問題発生。
燃料ホースの硬化によりタンクの取り付けができないのだ。以前、このホース、自分で交換したものだが、もうこんなに硬化していたことに驚き。
ベスパp125x はホースの折れ防止のため肉厚タイプの燃料ホースが使われているが、肉厚だけにその硬さが半端じゃない。
ベスパのパーツを扱っている宇賀神商会のサイトで注文しようと見てみると、肉厚タイプは品切れ、入荷待ち。
ベスパのパーツは物によっては、ガスケットのようにずっと何年も品切れ状態のものもある。
いつになったら入荷されるのやら、代替品も考えなけゃならんかなと、半ば諦め覚悟を決めていたところ、数日後、思いがけず入荷されているのを発見。今後のことを考え3回分の長さを注文する。
9月30日(土)
燃料ホースも手に入り、ようやく、タンクを取り付ける。
エンジンをかけて、近所を試走。うむうむ、今度は大丈夫そうである。

週末はベスパと戯れた9月でありました。

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2017年02月10日

2017キングラットへの道(その9)

(前回からのつづき)

〔奈良田本店にて〕

キングラットに向かう途中にある奈良田本店は、山梨の郷土料理のお店である。ここにはかつて「ロイヤルサワー」という7種類の薬草酒をブレンドした伝説のサワーがあった。そう、ほかでもない、今やBトラクターズの定番曲となっている甲州弁ファンク「ロイヤルサワー」発祥の店である。

もともとこの曲はリトルジャイブボーイズの藤井康一さんがこのロイヤルサワーと伴ジョンが発する甲州弁に触発されて作り、アルバム「ウクレレマン」のいきなり1曲目に収録されているパンチの効いた曲であるが、全編甲州弁につき、山梨県以外で演奏してもオーディエンスには意味不明のため、本家リトルジャイブボーイズよりBトラクターズの演奏機会が遥かに多い。
昨年11月にはBトラクターズはサックスカルテットのホーンセクションを加えこの曲を演奏し、藤井さんから「オリジナルよりゴージャズ!!」と有り難いお言葉を頂戴したところである。

さて、この奈良田の「ロイヤルサワー」であるが、ちょうど1年前、やはりラットでのライブの前に立ち寄り、メニューから姿を消しているのを発見、メンバー一同は衝撃を受けた。そこで編み出したのが、各種サワーをブレンドすることにより、ロイヤルサワーを再現する方法である。(詳細は1年前のブログを見てね)
あれから1年経った今回、メニューを見たところ、元気の出るサワーは5種類どまり。7種混合のロイヤルサワーは未だ復活していない。
でも、大丈夫、ブレンドするもんね〜。IMG_1656.JPG
4種の薬草サワーをブレンドする旨店員さんに伝えたところ、こころよく原液4種と炭酸水を仕度してくれた。今回は、オニクが品切れなので、イカリソウ、カワラヨモギ、ウコギ、オニスズメバチのブレンドである。
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Y山君も巻き込み、特製ブレンドサワーで乾杯!
♪ロイヤルサワー、こいつをのみゃ〜、へ〜ばっちりじゃん!
郷土料理のトリモツとミミをつまみに、全員上機嫌!

かくも長きキングラットへの道のり。

(おわり)←(まだ着いてないじゃん!)
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2017年02月09日

2017キングラットへの道(その8)

(前回からの続き)

〔八丈島〕

まさかロックドラマーが研究者になっていたとは・・・。しかし、大学のサークルでもドラム上達のスピードには目を見張るものがあったY山君ゆえ、社会人になっても同様、研究者として急成長を遂げたのであろう。しかし、外見は大学当時とまったく変わらない。とても博士には見えませんな〜。

その大学は、農学部と工学部の2つの学部からなり、それぞれキャンパスが離れた場所にあった。軽音楽部は工学部キャンパスが活動拠点だったこともあり、工学部の学生が多かった。
伴ジョンとY山君とはバンドは違ったが、同じ農学部だったこともあって、懇意にしていた。
今のBトラクターズの「トラクターズ」という名前も当時、府中にあった「樵屋(きこりや)」という喫茶店で、冗談半分に新バンド構想の話をしているときに最初に出た名前である。林学科の伴ジョンがキコリヤーズ、農業工学科のもう一人の友人がトラクターズを主張し、それを仲裁していたのが環境保護学科のY山君だったように記憶している。いずれにしろ1次産業、さすが農学部である。

大学卒業後1度だけ彼と再会する機会が訪れた。20年近く前になるが、当時Y山君が勤務していた八丈島に伴ジョンが職場旅行で行くことを思いたち、連絡をとったところ、彼がマイカーで島内観光ガイドをしてくれることになった。

しかし、旅行日の直前、まさかの事態に・・・。
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彼の奥様が出産のため、急遽、仙台に帰らなければならないとのこと。空港に車乗り捨てていくので、勝手に使ってくれと言い残し、伴ジョン一行とちょうど入れ替わりに島を出て行ってしまったのだ。つまり、彼のいない島を伴ジョンが自ら運転して観光ガイドするはめに。まあ、それはそれで楽しい旅にはなったのだか、そんなわけで彼との再会はお預けとなったのである。

さてさて、話を戻そう。そうこうしているうちに、ロドリー、そして原ヘンが続々、隠れ家に到着する。
2本目のビールで、まだぶどう酒には行き着かないが、今夜はまだ大事なライブが控えている。そもそもこの店は、緊急一時避難場所、あまり長居をしている場合ではない。
やっと落ち着いたばかりだが、Y山君と残りのビールを飲み干し、合流したロドリー、原ヘンとともに計画した薬草酒の奈良田本店を目指すことに。

 当初計画の路線バスはすでに出発してしまっている。ロドリー車に全員乗り込み一路奈良田へ。これで計画の遅れは取り戻せるはずだ。

ハイホーシルバー!

(つづく)
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2017年02月07日

2017キングラットへの道(その7)

(前回からのつづき)

〔隠れ家へ〕
一刻も早く飲みたいY山君の気持ちに応えることもさることながら、通勤帰りでごったがえす駅前に苗木袋を背負った友人をこれ以上立たせておくわけにはいかない。とにかくロドリーと原ヘン両名と合流するまで、どこか人目につかないところに身を寄せねば。
ならば近くにうってつけの店がある。今や少なくなった昭和の時代そのままの昔からの食堂。伴ジョン御用達の隠れ家である。店の名前はここでは控えるが、隠れ家というだけあって、お客はほぼいないので安心して飲めるのだ。駅の近くにありながら、ひっそりと佇むその店の壁には昇仙峡の写真が飾られ、そう多くはないメニューの札には「ぶどう酒」の文字が情緒溢れるひなびた感をいやがおうにも掻き立てるのだ。
店の暖簾をくぐり、やっと安住の地にたどり着く。ひなびたディープな雰囲気にY山君も気に入ってくれたようだ。budoushu.jpg
おすすめはぶどう酒なのだが、Y山君、日中、現場を飛び回りよほど喉が渇いていたのか、ビールを熱望。
(普通いきなりぶどう酒はないか!こりゃ失礼!)
改めて再会を祝し乾杯。ようやく落ち着いて話ができるようになった。
早速Y山君は、自分の名刺を取り出し伴ジョンに渡した。
伴ジョンはその名刺を見てビックリ!
「こ、こ、これは!?」
転職している。しかも名前の脇に「博士」とある。大学の軽音楽部に入部しドラムを始めたあのY山君がなんと博士号を持つ研究者になっていたのだ。
(つづく)
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2017年02月06日

2017キングラットへの道(その6)

(前回からのつづき)

〔アキトコーヒーの再会〕
ほどなくY山君の待つアキトコーヒーに到着する。店の1階は若者のお客さんで賑わっている。
伴ジョンが店の入り口に立つと、店内にどよめきが起こり、皆の視線が一斉に集まる。コビトラバスの入った例の袋を背負い、両手にギターとウクレレのケース。苗木袋がやはり異様だったのか・・・と思ったら、2人組の若い女性客が伴ジョンの片手に持った小さい方のケースを指差し「それウクレレですか?キャーやっぱり!今2人でウクレレやりたいねってちょうど話してたとこ。すごいタイミング!奇跡!」と大騒ぎ。「ウクレレ見たい!弾いてくださ〜い!」
ここの2階で待ち合わせしているので、楽器が見たいのなら上にどうぞと告げ、コーヒーを注文し階段を上がる。
武田通りに面した窓際の席にY山君はいた。「お待たせ!」声をかけると彼は驚きの表情で振り返った。
突然、階下でキャーキャー大騒ぎが起こったと思ったとたん旧友の登場に彼はビックリ。
気を取り直して久しぶりの再会を喜び合っていると、すぐにさっきの女の子たちも上ってきた。
Y山君は苗木袋を指差し、「もしやこれは原さんが弾いている四角いベース?」「そのとおり、よく知っているね。」「うん、事前にBトラクターズの動画をYOU TUBEでチェックしてきたからね。」IMG_1675.JPG
女の子たちも興味津々。では、まずはコビトラバスの説明から、そしてお次は女性陣お目当てのウクレレ教室。ほんの少し手ほどきをしたら、たちまち弾けるようになった。筋がよいね、ウクレレ買って2人でユニット始めたら?と言ったら、結構その気になってユニット名も決まって「アメタックス」だそうだ。そのうち共演する日が来るかもしれないね、アメタックス!IMG_1654.JPG
さて、Y山君は日帰りの予定なので、あまり油を売っている場合ではない。アメタックスに別れを告げ、Y山君に苗木袋のコビトラバスを背負ってもらい甲府駅に向かった。(苗木袋を背負って甲府駅の雑踏を歩かないですんでY山君に内心感謝。「あ〜よかった」心の声)
駅の南口に出た。Y山君は、一刻も早く飲みたくてウズウズしている。「伴、早く飲もうぜ〜」
しかし、奈良田に行く路線バスの発車時刻まではまだ30分ほどある。中途半端な時間ゆえ駅前の飲み屋に一旦入ればバスに乗り遅れる公算が大きい。混んでる店では特殊楽器の置き場にも困るし。
こうなれば、ロドリーの車で奈良田に向かうか。
ロドリーに電話をすると彼はまだ会社にいた。少し時間かかるけど、これから片付けて車で甲府駅に向かうよとのこと。
Y山君の残された甲府滞在時間を考えると10分、15分も無駄にはできない。
さあ、どうする伴ジョン。 
(つづく)
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